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苦しい思いをしている方へ

これは私の友人が亡くなったとき、彼女のお母様からいただきました。
お葬式をしたお寺のご住職にいただいたものだそうです。

県外でお葬式をした友達は、2児のママになろうとしていました。
しかし、出産直前我が子に会うこともできず天に召されていきました。


どうして私達だけがこんな思いをしなければならないんだ、と思う方がると思います。
友達のお母様もきっと同じように思ったことでしょう。

しかし、同じような思いをされている方は以外にも多いものです。


このメッセージを見て、少しでもあなたの心が前に進むことを願い、
ここでご紹介させていただきたいと思います。




人は輪廻転生(生まれ変わり)で心を磨くといわれています。
はるか昔、インドの不思議な能力を持つ行者が天の世界に心を飛ばした時のお話です。

そこには数え切れないほどの数の子供達が列をつくって並んでいました。

行者が心の声で彼らに尋ねました。
「君達は何をしているのか?」

すると彼らの一人がこう答えました。
「私達は天の世界で長い修行をしていたものですが、機会が熟しましたので
人の世界へ生まれることとなりその順番を待っているところです。
与えられた時代と環境の中でどんな生き方を選んでもそれは自由です。
しかし、一つだけ人生の目的や使命だけは生まれる前に誓いを立てなければならないのです。」



行者が耳を澄ましていると彼らの誓いの言葉が聞こえてきました。

一番目の子が言いました。
「私は先生になり、才能があってもろくに教育を受けられない子供達の村で力を尽くします。」

二番目の子が言いました。
「私は医者になり薬を買うことも出来ない貧しい人達の命を守ります。」


しかし、三番目の子がこう言いました。
「私は三歳で天然痘で死んじゃう為に生まれていきます。」


これを聞いた業者は驚きました。



また七番目の子がこう言いました。
「私は十五歳で借金で首の回らない男にさらわれて殺されるために生まれていきます。」


どちらの子も喜びと満足に溢れた表情で誓ったのです。



行者は子供達に問いかけました。
「何ゆえあの様に悲しい運命を与えられ生を受けるのか。」

三番目の子供はこう答えました。
「私は三歳で死んじゃうけど、私の命を救えなかった若いお医者さんはその後、
人生の全てをかけて私の死んだ病気の薬を開発してくれるの。
それからね、世の中には少しぐらいの苦しみや悲しみで弱音や愚痴を言う人が多いけど
何の罪もない子が生きたくても生きれない命が終わるのを見た後はどうなるかな。
私が三年間の人生でであった人は皆私の事を忘れず、私の分まで強く生きてくれるの。
だから私の三年間の人生は百年生きた人にも負けないのよ。」


さらに七番目の子がこう答えました。
「僕はお父さんになる人の為にこの人生を選びました。
僕のお父さんになる人は本当はとても良い人なのですけど、
時代が悪すぎて悪い商売に手を染めてお金持ちになってしまうんです。
そしてお父さんは本来の自分を見失っていって多くの人達を苦しめます。
だから僕は道楽息子に生まれてお父さんが悪いことをして貯めたお金を
なるべく他の人の為に使ってあげるんです。
それでもお父さんの目が覚めない時、僕はお父さんのせいで
子供の手術代が払えず一人息子をなくしたおじさんに十五歳で殺されます。
でも同じ悲しみで目が覚めて、お金で買えないものに気づいたお父さんは
僕の死んだ後何千人、何万人の貧しい子供を助けてくれるんです。
その子供達を僕の代わりと思って。
僕は喜んでこの人生を選ばせてもらいます。」


行者はその後も、働きざかりで突然妻と娘を残して人の世を去る男性にも話を聞きました。
「私の残す家族は人一倍の優しさを持っている。
しかし強さのない優しさは甘えでしかない。
私の子供達は大きな悲しみと引き換えに世の中のはかなさと、
それ故に今この時を生きる強さを得て、それを孫に教えるすばらしい親となるのです。
そして私の妻はきっと悲しみを優しさと力に変えて子や孫を守る事でしょう。」


行者は数多くの子供の使命から、人の生き方には無駄なものやくだらないものがあっても
人の死は必ずしもそうではない事を知ったそうです。


自分以外の誰かが人生にいる限り、決して光を失わない命があることを行者は悟るのでした。



というお話しです。
ハルやあなたの大切な人は、一体どんな「使命」で生まれてきたのでしょうか。
悲しむためだけに生まれてきたのではないはずです。