赤ちゃん闘病記

赤ちゃんの闘病生活/61日目

【先生のお話】
目の周りの青い部分は、中で内出血を起こしているのかもしれません。自分では血も作れませんし、治す力もないのでこのままでしょう。後頭部の出血もその為です。
むくみの為、血圧も測定できなくなってきました。

朝起きるとハルがいる
微笑みながらホッペを撫でる
『おはよう』

今朝もいい天気でブラインドを開くと眩しいくらい
『いい天気だよ~、まぶしいのわかる?』

ハルの顔に太陽の光が降り注ぐ

今日、強心剤を止めてしまう

私がハルの寿命を決めていいのだろうか・・・?
このままずっとこの生活でも・・・と思い始めている私と、早く楽にさせてあげたいと言う自分
あ~、お盆まで時間が戻らないかな・・・と現実から逃げている自分

頭がグチャグチャだな

10時30分  強心剤停止

この日はパパとダイゴと親戚数名が立ち会った
私はモニターを見る事があまりできなくてダイゴと話をしていた

ちなみにダイゴはハルが死んでしまう事を理解している

理解?
理解じゃないか、でももう元に戻らないし、死んでしまう事も知ってはいる

でも現実にまだベットで寝ているからハルに話し掛けるし、
私が暗くならないようにわざと面白い事をしてくれる
子供に気を使わせちゃっているなぁ・・・

病室でダイゴがうるさくすると
『ピピー』
『ほら~、ハルがうるさいってよ~』とパパ
『ごめんなさ~い』とダイゴ
今の私達家族揃った会話

本当に不思議なアラームのタイミング
会話が成り立っているのがうれしい

今まで『ハルは苦しんでいるから早く楽にさせてあげたい』そう思っていた
でも、ハルは脳幹がダメなのに一生懸命自分の心臓を動かしている
『ボクはまだ頑張る』 p( ^ ∇ ^ )q
そう言っているように思えてきた

『ごめんねぇ、そうだね、頑張れるまでゆっくり頑張ろね』

ゆっくり流れる時間、悲しむんじゃなくて優しく流れる時間
変な言い方かもしれないけど、本当に『優しい時間』

でもまた空が暗くなってきた
夜は嫌いだ

親戚や友達がお見舞いに来てくれて
ハルとおしゃべりをしてくれたりしているうちにまた夜がふけていく
ここはゆっくりだけど時間が経つのが早い

『夜は嫌だね、暗いもんね、でもまたママと寝ようね』
『ピピー』

モニターが気になる・・・

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