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納棺の日 9/7

おはよう、輝。

3人で過ごす朝はやっぱりいいなあ。
ちょっと静かすぎるのが変だけど。
本当は輝が一番早起きで
パパとママの顔を小さい手で、ぺしぺし。
早く起きて〜ぺしぺし。
遊んでよ〜ぺしぺし。

天気:雨のち雷雨

いつも私があきらめて、輝を抱えてとなりの部屋へ。
目覚めのいい輝は、朝が一番機嫌よかったっけ。

いつものようにハワイアンをかける。
いつか一緒に行きたかったなあ。
もうちょっとお兄ちゃんになったら行こうと思っていたのにな。

今日は、たくさん人が来るはず。
はやく準備しなくちゃ。

次から次に人が来てくれた。
お花もたくさん届いて、あっという間に輝は花に囲まれた。

「明日が火葬だからね。」
輝を見るみんなの顔が、一瞬、驚きとショックにゆがむけれど
次の瞬間には、決まって
「寝てるみたいね…」という言葉ときれいな涙が出てくる。
入院中に可愛そうな状況があったなんて思えないくらい
かわいい顔してるよ、ほんと。

輝の葬儀は、セレモニーホールで「お別れ会」という形にしようと思った。
花いっぱいの中に輝の遺影と遺骨を置いて
元気な姿の輝のDVDを流して
メモリアルコーナーを作って写真とおもちゃや服なんかを展示して
輝へのメッセージを書いてもらうコーナーもほしいな。

まずは輝のDVDのチェックしなくちゃ。
たくさんあるからどこを入れるかを決めるだけでも大仕事。
じいじもいろいろ手助けしてくれてお別れ会の準備が進んでいく。

一度自宅に帰っていた妹たちも、輝に会うため飛行機で駆けつけてくれた。
翼〜、輝にやっと会えたね。
翼にもらったお手紙や、自然観に行ってひろってきてくれたどんぐりも
病室で輝に見せてたからね。

「寝てるみたいやな〜。このお菓子、輝にもあげてや。」
ありがとね、翼。
瑠菜もね、「輝どこ?」って言うと
「ん〜」と指さすんだよね。
輝と遊んでくれたもんね。
たった1歳6ヶ月の瑠菜が一番輝とコミュニケーションとってたかも。

納棺は夜7時から。
親戚のおじちゃんたちも来てくれて、みんなで納棺する。
最初にパパと私が輝の顔や腕を拭く。
そして、パパが輝を抱き上げた瞬間、輝のあまりの変わりように絶えられず
パパの膝から力が抜けていった。
私も輝を抱きたいと、受け取ろうとするが
あまりの冷たさと硬くなった体に戸惑い
すべてを任せている輝の体は思いの外重く
一人で持つ勇気が持てずパパに支えてもらった。

これで、本当に輝を抱くことができなくなっちゃうんだな…

そっと、小さなお棺の中に寝せる。
その周りをみんなでお花で埋め尽くす。
葬儀屋さんにお願いして、輝のお別れ会に関するお花はすべて洋花にしてもらった。
だからお棺の中のお花も、ひまわりやガーベラやカーネーションなどとても華やか。
お花畑にいる夢でも見ているかもね。

輝の納棺の直後、ものすごい雷雨になった。
誰も帰ることができないくらい、稲妻が走った。
輝が光らせてるんだろうと、誰もが思った。

----「僕は、ここにいるよ」----

大丈夫、みんな忘れない。
輝がいたこと、みんな覚えているから。

夜はずっと起きていた。
エアコンをかけて部屋中が冷蔵庫みたいになっていたから
毛布をかぶって、お棺の中の輝に話かけていた。
明日、輝とさよならしなくてはならないなんて
本当はこのまま一緒にいたい。

ママの子供でありがとう、輝。
みんなに幸せをいっぱいくれてありがとう、輝。
いろんなことを教えてくれてありがとう、輝。
絶対忘れないから安心しておやすみ、輝

 

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HIKARU

since 2005.11.16 〜 2006.9.6

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